みなさん、こんにちは、管理人のRです。
「ほのぼの育児たまにウイスキー」ウイスキーコラム
日々、育児に奮闘するパパ・ママの皆さん、本当にお疲れ様です。
子供たちがようやく夢の中へ旅立ち、家の中に静寂が訪れる深夜。
シンクに残った食器を片付け、洗濯機を回し、ようやくソファに腰を下ろす……。
そんな一日の「戦い」を終えた自分を労うのに、最も相応しい一杯は何でしょうか。
私はハイボールメインでウイスキーを嗜んでいますので、ハイボール評価がメインになりますが悪しからず。
今回、書かせていただくのは誰もが知ってる銘酒〈サントリー 角瓶〉です。

※参照サントリー公式ホームページ(https://www.suntory.co.jp/whisky/kakubin/product/kaku.html)
■内容量:700ml
■アルコール度数:40%
■希望小売価格:1,910円(税別)前後
注:上記の希望小売価格は2026年1月30日時点の価格です。
~サントリー 角瓶~
「角ハイ」という言葉を知らない日本人はいないでしょう。
1937年の誕生以来、日本のウイスキー文化のど真ん中を歩み続けてきたのが、このサントリー角瓶です。
その最大の特徴は、何といっても「亀甲模様」のカットが施された四角いボトル。
実はこのボトル、当初は「サントリーウイスキー12年」という名前で発売されましたが、その特徴的な見た目から愛飲者の間で「角瓶」と呼ばれるようになり、後に正式名称になったという逸話があります。
山崎や白州蒸溜所のバーボン樽原酒をバランスよく配合し、日本人の繊細な味覚に合わせた「飽きのこない、ドライな後口」を追求したブレンデッドウイスキー。それが角瓶の本質です。
~歴史~
角瓶の誕生は1937年。今から約90年も前のことです。
サントリーの創業者であり、日本のウイスキーの父・鳥井信治郎が、1923年の山崎蒸溜所建設から10数年の歳月をかけ、ようやく辿り着いた「日本人のための、日本人の手による本格ウイスキー」の完成形こそが、この角瓶でした。
当初、日本に持ち込まれた海外のウイスキーは、その強烈なスモーキーさや独特のクセが日本人の口に合わず、なかなか受け入れられませんでした。
信治郎は「いつか必ず、日本人が『美味い』と唸るウイスキーを造ってみせる」という執念のもと、原酒の熟成を待ち、ブレンドを繰り返し、ついにこの黄金のバランスを完成させたのです。
~蒸留所と背景~
角瓶は特定のひとつの蒸留所だけで造られるシングルモルトとは異なり、サントリーが保有する複数の蒸留所の原酒を匠の技で組み合わせた「ブレンデッドウイスキー」です。
その背景には、サントリーが長年培ってきた「多様な原酒の作り分け」と「ブレンドの技術」があります。
主な構成原酒は、山崎蒸溜所と白州蒸溜所の「バーボン樽原酒」
バーボン樽由来の甘い香りと厚みのあるコクをベースにしつつ、知多蒸溜所で造られる軽やかな「グレーンウイスキー」をブレンドすることで、食事の味を邪魔しないスッキリとしたキレを実現しています。
この「複数の蒸留所の個性を統合する」という背景こそが、角瓶が単なる安価なウイスキーではなく、日本のウイスキー技術の結晶であると言われる所以です。
常に安定した品質を届けるために、ブレンダーたちは日々、数百もの原酒をテイスティングし、私たちが飲み慣れた「あの味」を守り続けているのです。
~おすすめポイント(原酒)~
現在の角瓶の原酒構成において、鍵となっているのは「山崎のバーボン樽原酒」の華やかさと、「白州のバーボン樽原酒」のクリーンな味わいです。
ストレートで口に含むと、まず蜂蜜やバニラのような甘い香りがふわりと立ち上がります。
その後に続くのは、焼きたてのパンのような麦の香ばしさ。
そして、最大の特徴である「ドライな後口」がやってきます。
この絶妙なバランスは、日本人の食文化に寄り添うように設計されており、原酒単体としても非常に完成度の高い骨格を持っています。
~おすすめポイント(ハイボール)~
もはや説明不要かもしれませんが、角瓶のポテンシャルを最大限に引き出すのはハイボールです。
炭酸で割ることで、原酒に閉じ込められていたバーボン樽由来の甘みが爽やかに弾けます。
また、炭酸の刺激によって角瓶特有のコクが輪郭を現し、最後はウイスキーらしいドライなキレが口の中をリセットしてくれます。
どんなに疲れていても、「ああ、今日も一日終わったんだな」と実感させてくれる安心感。
そして、家計にも優しい手に取りやすさ。
まさに「日本の夜を支えるインフラ」とも呼べる、究極の食中酒と言えるでしょう。
~伝説の味を再現:復刻版 角瓶の魅力~
ここで、ウイスキー好きなら避けては通れない、特別な存在についても触れなければなりません。それが、期間限定や特定ルートで展開されることもある〈復刻版 角瓶〉です。
これはサントリーが、1937年当時の「初代・角瓶」の味わいを現在のブレンダーの手で再現した特別なボトルです。私たちが普段飲んでいる現在の角瓶とは、明らかに「顔つき」が違います。
- ラベルの意匠
ラベルには現在の「SUNTORY」ではなく、前身である「寿屋(KOTOBUKIYA)」の文字が刻まれています。このレトロなデザインが、開拓時代のロマンを感じさせます。 - 度数の違い
現行品が40%なのに対し、復刻版は43%。
この3%の差が、口に含んだ時のボディの厚み、パワフルさを格段に高めています。 - 味わいの特徴
最大の違いは「スモーキーさ」です。
1937年当時、信治郎が求めた「本格的なモルト感」を強調するため、現在の角瓶よりも力強いピート香(煙たさ)が感じられます。
現行品が「爽やか・ドライ」だとしたら、復刻版は「重厚・ピーティー」。
古き良き時代の、骨太なウイスキーの魂を感じることができる一本です。
≪評価≫
※ハイボールでの飲用を基準としています。 ※(左:現行品 / 右:復刻版)
香り:★★★☆☆ / ★★★★☆
現行品はバニラと蜂蜜の華やかさが際立ちます。
一方、復刻版はそこに「上品な焚き火」のようなスモーキーさが加わり、非常に奥行きのある香りが楽しめます。
味わい:★★★★☆ / ★★★★★
現行品は飲み飽きない、完成されたドライな味わい。
復刻版は43度由来の力強い麦の甘みとコクが押し寄せます。
ハイボールにしても「ウイスキーの味」がしっかり主張してくるのは復刻版ですね。
余韻:★★★☆☆ / ★★★★☆
現行品はスッと消える潔さ。
復刻版は喉の奥にスモーキーな残り香がふんわりと滞在し、一杯の満足度が非常に高いです。
価格帯(コスパ):★★★★★ / ★★★★☆
現行品はどこでも買える手軽さと、2,000円を切る驚異的なコスパ。
復刻版は限定品のため入手難易度は上がりますが、それでも見つけたら即買いすべき価値があります。
総合点:★★★★★ / ★★★★★
現行品は「日常の癒やし」、復刻版は「特別な夜の相棒」。角瓶というブランドの層の厚さを思い知らされます。
~至高の嗜み方:育児パパ・ママに捧ぐ「完璧な角ハイ」~
育児中の忙しい皆さんに、あえて手間をかけた「究極の一杯」を提案させてください。
- 「角瓶」を冷凍庫で冷やす
40度(復刻版は43度)の角瓶は凍りません。
トロトロの状態まで冷やすことで、アルコールの刺激が抑えられ、甘みが凝縮されます。 - グラスを冷やし、氷は「コンビニの固い氷」で
溶けにくい氷を使うことで、最後まで味がブレません。 - レモンは「皮」を絞る
果汁を入れるのではなく、皮(ピール)をグラスの上でシュッと絞ってください。
油分が弾け、居酒屋のそれとは違う、高級ホテルのバーのような香りが広がります。 - 復刻版なら「濃いめ」で
もし復刻版を手に入れたなら、まずは「濃いめのハイボール(1:3)」で。
当時の信治郎が夢見た「本物の輝き」を、ゆっくりと味わってください。
~終わりに~
「サントリー 角瓶」は、もはや単なるウイスキーではありません。
日本人の生活の一部であり、父が飲み、母が愛し、私たちが受け継いできた「時代の記憶」そのものです。
現行品の完成されたバランスの良さに感謝しつつ、たまに復刻版を手に取って、その力強い原点の味に驚く。この新旧の飲み比べこそが、家飲みの醍醐味であり、ウイスキーという趣味の面白さです。
育児で自分の時間が取れない日々。でも、この黄色い瓶がキッチンに一本あるだけで、「今日も頑張ったな」と思える。そんな身近な、けれど誇り高いウイスキーを、今夜も心ゆくまで楽しみましょう。
あなたの至福の夜を、より深く、より伝統的に彩ってくれること間違いなしの一本。 ぜひ、今夜のハイボールにいかがでしょうか?
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