こんにちは、「ほのぼの育児」
夜、子供が寝静まった後に、お気に入りのウイスキーをロックで嗜みながら、今日一日の育児を振り返る……そんな時間が僕の至福のひとときです。
しかし、そんな穏やかな時間の中で、ふと不安になることがあります。
「良かれと思ってやっている自分の行動が、実は息子の成長の邪魔をしていないだろうか?」
親なら誰しも、子供には運動神経が良くなってほしい、健やかに育ってほしいと願うものです。
しかし、私たちの「過保護」や「効率重視」の姿勢が、知らず知らずのうちに子供が本来持っている「運動能力の芽」を摘んでしまっているかもしれません。
今回は、インスタ上でも紹介した『こどもの運動能力を止める可能性があるNG行動10選』深掘りしていきたいと思います。
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これを読み終える頃には、明日からの子供との接し方が少し変わるかもしれません。
なぜ「今」運動能力の発達が重要なのか?
まず本題に入る前に、なぜ幼児期の運動発達がこれほどまでに大切なのかを整理しておきましょう。
10ヶ月から3歳頃までの時期は、
脳の神経系が急速に発達する「ゴールデンエイジ」の入り口にあたります。
この時期にどれだけ自分の体を思い通りに動かしたか、どれだけ多様な刺激を受けたかが、将来の運動神経だけでなく、脳の認知機能や情緒の安定にも直結すると言われています。
それでは、画像に挙げられている10個のNG項目を、一つずつ紐解いていきましょう。
1. 手を引いて無理やり歩かせる
やってしまいがちな行動No1です。
ヨチヨチ歩きを始めた我が子を見て、「ほら、こっちにおいで!」と両手を引いて歩行を促す光景。
微笑ましいですが、実は落とし穴があります。(私も歩き始めの時期にやっていました…)
歩行というのは、自分の重心をコントロールし、足の裏全体で地面を感じることで習得していくものです。親が手を引いてしまうと、子供の重心は「上(親の手)」に引っ張られ、自分でバランスを取る必要がなくなってしまいます。
大切なのは「自発的な一歩」です。
家具を伝い歩きしたり、自分のタイミングで一歩を踏み出すのをじっと見守る。
パパの役目は、手を引くことではなく、転んだ時に大怪我をしないよう周囲を片付ける「環境整備」なんです。
2. 室内で常に靴下
フローリングの家が多い現代、足が冷えないようにと靴下を履かせがちですが、これも要注意。
足の裏には、膨大な数の感覚受容器(センサー)があります。
ツルツルした床、ザラザラしたカーペット、畳の感触。
これらを直接感じることで、脳は「滑りそうだから力を入れよう」「ここはしっかり踏み込める」と学習します。
靴下は足指の自由を奪い、踏ん張る力を弱めます。
家の中では「裸足」が最強のトレーニングシューズ。
冷えが気になるなら、足首を温めるレッグウォーマーを活用し、足の裏は開放してあげましょう。
3. 危ないからといって階段禁止
「階段は危ない!落ちたら大変!」 確かにその通りです。
でも、階段は「全身運動の宝庫」なんです。
足を高く上げ、バランスを取りながら体重を移動させる動作は、平地を歩く数倍の運動負荷と脳への刺激があります。
禁止するのではなく、パパが後ろから(あるいは下から)しっかりガードしながら、一緒に「登る練習」を楽しんでみませんか? 自分で登りきった時の達成感に満ちた顔を見れば、「させてよかった」と思えるはずです。
4. サイズの合わないお下がりの靴
「すぐ大きくなるから」「もったいないから」と、お下がりの少し大きな靴や、形が崩れた靴を履かせていませんか?
歩き始めの繊細な足にとって、靴は第2の骨格です。
合わない靴は、変な歩き癖をつけたり、足のアーチ形成を妨げたりします。
ウイスキーを1本我慢してでも、子供の足に合った、しっかりした踵(かかと)の靴を選んであげたいところ。靴だけは新品で、フィッティングを重視しましょう。
5. ベビーカーに頼りすぎる
買い物の時や移動の時、ベビーカーは本当に便利です。
でも、歩けるようになった子が「歩きたい」と言っているのに、大人の都合でベビーカーに乗せ続けるのはNG。
移動を単なる「A地点からB地点への移動」と考えず、その道中すべてを「冒険」と考えてみてください。道端の石、蟻の行列、段差。ベビーカーから降りて歩くことで、子供の五感はフル稼働します。
時間はかかりますが、その「無駄な時間」こそが育児の醍醐味です。
6. 歩行器の長期間の使用
かつては育児の必須アイテムだった歩行器ですが、現在はその使用に慎重な意見が多いです。
歩行器を使うと、子供はつま先だけで地面を蹴って移動する癖がつきやすく、正しい歩行に必要な筋力が発達しにくいという指摘があります。
歩行器に頼るのではなく、床での「ずり這い」や「ハイハイ」をたっぷりさせることが、実は強い体幹を作る近道です。ハイハイの期間が長い子ほど、転んだ時に手が出る(顔を打たない)ようになるとも言われています。
7. 先回りして助けすぎると
子供が何かに挑戦している時、失敗する前にパパが手を差し伸べてしまうこと、ありませんか?
「あ、そっちは行けないよ」「これを取ってあげようか」。 親の優しさが、子供の「試行錯誤する機会」を奪ってしまいます。
運動能力とは、身体能力だけでなく「どう動けば目的を達成できるか」という思考力も含みます。
ちょっとした段差を乗り越えようと奮闘している時は、手を出さずに見守る。
失敗して転んでも、痛くない程度なら「おっとっと、もう一回やってみる?」と声をかけるくらいが丁度いいんです。
8. 滑りやすい床での生活
現代の住環境における盲点です。
ワックスの効いたツルツルのフローリングは、幼児にとっては常に氷の上にいるようなもの。
変なところに力が入ってしまい、正しい姿勢や歩き方が身につきません。
子供がよく遊ぶスペースには、ジョイントマットやラグを敷いて「グリップが効く環境」を作ってあげましょう。
しっかり踏ん張れる環境があって初めて、子供はダイナミックな動きに挑戦できるようになります。
9. 椅子やバウンサーに座らせっぱなし
家事の最中など、おとなしくしていてくれるバウンサーは神アイテムです。
でも、長時間は禁物。
体幹を固定されてしまうと、自分の体重を支える、寝返りを打つ、姿勢を変えるといった自由な動きが制限されます。
「動けない時間」を最小限にし、「自由に動ける床の時間」を最大限に確保すること。
パパが一緒に床に寝転がって遊ぶ時間は、子供にとって最高の刺激になります。
10. 早く歩かせようとプレッシャーをかける
「お隣の◯◯ちゃんはもう歩いたのに……」 という焦りは、言葉に出さなくても子供に伝わります。
無理に歩かせる練習を強いると、子供にとって「動くこと」が「義務」や「ストレス」になってしまいます。
発達のスピードは一人ひとり違います。
早く歩くことがゴールではありません。
一生モノの「動く楽しさ」を育むことがゴールです。
焦らず、子供が自分の意志で立ち上がるその瞬間を楽しみに待ちましょう。
パパが心に誓いたいこと:やりたいことはやらせてあげよう!
「こどもにとっては全てが初めての経験。
行動範囲を狭めてしまうことは将来の芽を摘んでしまうことになる可能性も。
パパママがフォローすれば階段だって◎」
私はこのワードに「育児の本質」を詰め込みました。
僕たちパパの仕事は、子供の代わりに何かをしてあげることではなく、子供が「やってみたい!」と思った時に、安全に、そして思い切り挑戦できる「土俵」を整えてあげることではないでしょうか。
例えば、階段。 「危ないからダメ!」と抱き上げるのは簡単です。
でも、パパが後ろからしっかりと腰を支え、「一、二、一、二」と一緒に声を出しながら登る。
もしバランスを崩しても、パパの大きな手が受け止めてくれる。
この「安心感というバックアップ」があるからこそ、子供は未知の世界へ踏み出す勇気を持てるのです。
運動能力を伸ばすために特別な英才教育は必要ありません。 ただ、日常の中にある「動きたい」という欲求を、大人の都合で蓋をしないこと。
- 靴下を脱がせて、一緒に足の裏で地面の冷たさを感じる。
- ベビーカーを置いて、アリの歩みをじっと観察する散歩に出る。
- 室内で布団の山を作って、思い切りダイブさせる。
そんな、一見効率が悪くて、少しだけ面倒くさいことが、実は子供の未来を作っている。
そう考えると、毎日の育児が少しドラマチックに思えてきませんか?
そして、その様子を動画や写真で残しておいてください。
将来、成長した時にその映像を見ながら「グッと」くる瞬間が訪れるはずです。
何が正解か。
実は育児に正解はありません。
今回挙げた10選も、NG行動として紹介をしてきましたが「絶対にやってはいけない」という呪縛にする必要はありません。
時にはベビーカーに頼らないとやってられない日だってありますし、寒い日は靴下を履かせたい時もあります。
大切なのは「知っていること」と「意識すること」です。
「あ、今自分、先回りして助けすぎたかな?」
「今日は家の中で裸足で過ごす時間を増やしてみようかな」
そんな小さな気づきの積み重ねが、子供の可能性を広げていくのだと思います。
今夜も、娘がスヤスヤと眠る横顔を眺めながら、残りのウイスキーを流し込みます。
明日は今日よりも少しだけ長く、娘の「やりたい!」を待ってあげられるパパでありたい。
そう願いながら。
皆さんも、たまには肩の力を抜いて、子供と一緒に「動きの冒険」を楽しんでみてくださいね。

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